当サイト内には、広告が含まれています。

歌舞伎を観たくなる本3選!エッセイや小説、ミステリーも!

歌舞伎

歌舞伎を観始めると、歌舞伎のみかたや、歌舞伎の歴史などを書いた歌舞伎入門の本を手始めに購入される方も多いと思いますが、歌舞伎を題材に扱った本もたくさんでているので、そちらも読んでいくと面白いですのでお勧めです。

これは面白い!私も観たい!歌舞伎の世界って大変!等歌舞伎入門になりえる本を3冊紹介したいと思います。

「女を観る歌舞伎」 酒井順子

エッセイスト酒井順子さんの歌舞伎に出てくる女性に特化したエッセイです。

演目の名前で紹介しているのではなく、「運の悪い女」「エロい女」など「〇〇する女」という形で構成されていて、エッセイと言うこともあってとても読みやすく、この演目がかかったら観に行こう!と思える本です。

地味な色で構成された舞台ではなく、色とりどりの綺麗な色の舞台の紹介で、面白おかしくストーリが語られるので、あらすじも自然に頭に入ってきます。

歌舞伎を身近に感じられます。

「歌舞伎座の怪紳士」 近藤史恵

ミステリー作家近藤史恵さんの作品です。歌舞伎座の怪紳士は「徳間文庫大賞2023」受賞作品。

主人公の久澄は会社での人間関係に悩み、心を病んでしまい日々生きづらさを抱えていました。そんな彼女が祖母から歌舞伎やオペラのチケットをもらい、その観劇の感想を祖母に伝えるアルバイトを始めることになります。

歌舞伎座やオペラ座の観劇をとおして、彼女が前向きに生きるきっかけとなるストーリーです。毎回一緒になる老紳士の招待も気になります。

歌舞伎の話や、幕間、歌舞伎座へ行く最寄り駅東銀座の描写など歌舞伎を観たい(観てみたい)と思う内容になっています。難しい歌舞伎入門の本よりも歌舞伎を楽しむための要素が詰まっていると思います。

私がこの本を読んだのはコロナ禍でした。歌舞伎座行きたいなという気持ちと、歌舞伎座での過ごし方をそうそうそうなのよ。という共感で読むことができました。

近藤史恵さんは歌舞伎の研修もしているので、歌舞伎を題材にした小説「桜姫」「二人道成寺」などの作品もありますので、興味を持った方は手に取ってみてくださいね!

 

「国宝」吉田修一

吉田修一さんの作家生活20周年記念作品になります。こちらの本はボリュームがあり、青春篇と花道篇の上下2巻で構成されていますが、続きが気になり一気に読みたくなる本です。

上方歌舞伎の御曹司である花井俊介と極道の一門に生まれた美少年の立花喜久雄の二人の物語

話は極道の新年会からはじまります。長いのでどこをどう紹介したらいいかわかりません。

2人の役者は、御曹司であるが故の悩み、出自が極道であるが故の悩みを抱えて、役者道を進みます。

歌舞伎の演目や、歌舞伎の裏側の話(今の歌舞伎界がこうであるかはわかりませんが)などもあり、ドキドキハラハラな展開です。

 

現在国宝に認定されている役者さんの姿を想像しながら読み進めました。

まとめ

歌舞伎が観たくなる本を3つ紹介しました。読みやすい本や読み応えのある本ですが、歌舞伎を観たくなること間違いなし!ぜひ歌舞伎の世界へ足を踏み入れてください。

他にも歌舞伎を題材にした本は沢山あるので、歌舞伎観劇の楽しみとともに読書も楽しんでくださいね。

 

コメント