2024年4月12日(金)恵那市五毛座で中村屋の春暁公演が行われました。五毛座は2年前、お弟子さんたちが公演をした場所で、勘九郎さん、七之助さんは今回初めて五毛座に来てくださいました。
五毛座は、当日リニューアルの式典が行われ、恵那市の観光大使のいてうさんも記念式典に参加したそうです。
演目
1.トークコーナー
2.若鶴彩競廓景色(わかづるいろどりきそうさとげしき)
3.舞鶴五條橋(ぶかくごじょうばし)
トークコーナー
中村勘九郎さんと中村七之助さん、中村鶴松さん、中村いてうさん4人によるトークショーでした。
皆さんスーツ姿でびしっと決めておられましたが、七之助さんの髪の毛がはねていて可愛らしかったです。
ここからは、トークショーですが、覚えれるわけもなく、断片的で、自分の印象だったりします。順不同になっています。ご容赦ください。
五毛座の印象を聞かれ、勘九郎さん今回の巡業の中で一番小さい小屋で、(座席の)一人一人のスペースが広いですね、もっと入れりゃーいいのにね。今回ははゆったり楽しんでもらうそういう趣旨かな。
七之助さんは、今回リニューアルしたということで、父勘三郎さんが小屋に息を吹き込まないといけないと言ってこんぴら歌舞伎を始めたという話から、また来たいというようなことも。地域の方が、小屋を使って、大事にしていかないといけないと真剣な顔つきでお話しくださいました。
鶴松さんは、割とあっさりだったような・・・
いてうさんは、2年前に来た時とは、変わって綺麗になって、楽屋も別で建ててあってびっくりしました。前回は、舞台の下に楽屋があって、役者から唄い手さんまで全員そこで支度した話をしてくれました。
いてうさんが恵那市の観光大使で、小屋の玄関のところに写真が貼ってある話から、小さなころ鯉つかみが面白くて、祖父が鯉を操ってくれていた。
中津川市出身の笑三郎さんの写真もありました。いつか二人で共演をしてほしいです。
質問コーナーへ
お子さんが2階から見ているのを見つけて、かわいいねと勘九郎さんと七之助さんが話をしていたところ、吉崎さんが質問ないですか?と子どもさんに向けていいましたが、何も話すことができなかったので、勘九郎さんが察して
「好きな食べ物はそばです」と笑顔で話してくれました、超絶優しい笑顔でいい人だ~と思いました。
ということで、好きな食べ物は?
七之助さん:寿司ですが・・・近くにあったお店の焼きそばが美味しかったです。
鶴松さんは:七之助の兄の焼きそばを買いに行ったけど売り切れでした。
いてうさん:「カレーです」
失敗談は?
勘九郎さん:もう時効ですが、楽の日に大飲みして、翌日ホテルで起きたら、周りに人がいて、時間を聞いたら11時20分、慌ててTシャツとパンツで出たら、ホテルの人が「勘太郎さーん楽は昨日ですよ」と教えてくれた。
七之助さん:新宿で若手だけで飲みに出かけた時の2次会で、お店が混んでいて入れずに、お待ちくださいと待たされた挙句、断ったら、待たされていただけで、お店にも入っていないのに、代金を請求された。
後で問題になっても困るから、その場はカードで払って出たが、坂東新悟さんが、払っちゃだめだ取り返しに行きましょうと言うので、戻ってお店の人に正論で対峙したところ、カードで払ったのに返してくれた。ちゃんとしないとだめだと思った。
鶴松さん:キャンプ、サウナにはまっていて、1人でキャンプに行ったときに、サウナテントが燃えてしまった。請求がくると思ってるけどまだ請求が来ていない。だいたい30万円くらいはする。
いてうさん:シアターコクーンの桜姫で、花道に出る扉前で、スタンバイしていたが、まだ自分の出る前だったので、精神統一していて、次に開けたらもう出番が終わっていた。その前日に旦那(勘三郎さん)に、こうしたら面白いよと言われていて、そのつもりでいたのに、出ずに済んでしまった。旦那にも「楽しみに見ていたのに」と言われた。
すかさず七之助さんが「怒られなかったの?」と聞いていた。その時は怒られなかったようですが、出番を忘れちゃだめだよとを言われた。
推しは?
勘九郎さん:今はプロレスラーの○○さん。アイドルの坂道シリーズの方が好きだけど、今は出来ていない。
吉崎さんが坂シリーズと言ったのをすかさず坂道シリーズと訂正してました。
七之助さん:「嵐」です。会社も設立しましたし・・・(七之助さんは松本潤さんと大親友です)
鶴松さん:名古屋の○○さん いろんなことをやっている人
いてうさん:中村屋です。勘九郎さんに、自分も含めてなの?と突っ込まれていました。
演目の見どころは?
七之助さん:若鶴は、お弟子さんたちの舞踊、舞鶴五條橋は、鶴松が牛若丸でその母親の常盤御膳として、子を思う情の部分を見てほしい。
鶴松さん:七之助の兄の話したところはその通りで、その後勘九郎の兄と殺陣とかあるので、そういった所を見てほしい。
七之助さんと鶴松さん準備のため先に退席
勘九郎さん:歌舞伎は難しいとか、笑ってはいけないとかいうけど、全然そんなことはなくて、面白いところは笑ったり、拍手したりしても大丈夫。歌舞伎は実はわかりやすくて、(首を動かしながら)こうしているところで、拍手、それでも拍手するところがわからなければ、ちょっと長い時間止まってるなというところで拍手したらいい。
大向こうもかけてもいいと、中村仲助、中侍、中之助は中村屋、澤村國久さんは紀伊国屋、パン屋と本屋とても覚えやすい。パン屋、本屋でかけてはだめですよ。
わかりやすい演目を持ってきていて、若鶴は、どんな関係でどんな話とか何も考えなくてもいい、そんなこと考えると難しくなるので、何も考えずに見ればいい。
踊鶴五條大橋は祖父のために造られた演目で、パンフレットに長唄の歌詞が記載されているので、後でもいいので見てこういうことだったとか見てほしい。
いてうさん:舞鶴五條橋のあい狂言で次郎役(怯えている人)を演じます。何かに怯えている人とそれを面白がる人の対比を見て楽しんでほしい。
若鶴彩競廓景色(わかづるいろどりきそうさとげしき)
中村屋さんのお弟子さんによる舞踊。鳶と芸者の踊り。粋ですね。
鳶の衣装は首抜という歌舞伎の衣装で、中村屋の隅切り銀杏の紋を仲助さん、舞鶴の紋を中侍さんが来ていました。首抜の衣装とてもカッコよくて素敵だなぁといつも思います。
小屋が狭いせいか、長唄、三味線の方々が舞台左手の花道の横で唄ってくれました。普段は舞台の奥だったり、横だったりするので、すごい迫力がありました。
舞鶴五條橋(ぶかくごじょうばし)
鶴松さんの牛若丸の若々しさ、みずみずしい感じに見とれ、七之助さんの常盤午前の美しさに見とれ、あい狂言のいてうさんと三左衛門さんに笑い、勘九郎さんの弁慶の長刀さばき、お顔に見とれた。そんな時間でした。
カーテンコールは、七之助さんはスーツで、勘九郎さんと鶴松さんは舞台衣装でお弟子さんは、浴衣だったり、黒子衣装だったりで出てくれました。
会場がとても温かい雰囲気でした。長唄さん、三味線の方が退出される際も拍手がありました。
とてもいい雰囲気の芝居小屋公演でした。
七之助さんからのメッセージです🫶(2/3)#中村七之助#ラジのすけ#中村勘九郎#中村鶴松#中村いてう#中村屋#五毛座#岐阜県#恵那市#飯地町#古き良き芝居小屋を巡る旅#春暁歌舞伎特別公演 pic.twitter.com/E1xCnr4jG6
— 中村七之助のラジのすけ (@radinosuke) April 12, 2024
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— 中村七之助のラジのすけ (@radinosuke) April 12, 2024
まとめ
18世中村勘三郎 十三回忌追善 中村勘九郎中村七之助春暁歌舞伎特別公演2024
岐阜県恵那市にある芝居小屋「五毛座」の様子をレポしました。拙くてごめんなさい。
岐阜県だけで4か所公演なんてすごいことですね。岐阜県は地歌舞伎が盛んで、芝居小屋も残っていて、地元民による歌舞伎公演も行われています。
興味を持った方は、地歌舞伎公演や、中村屋の次芝居小屋公演にぜひ足を運んでくださいね!
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