2024年11月明治座観劇記録です。
2020年3月予定されていた明治座での公演がコロナで中止。
ようやく明治座で中村屋さんの歌舞伎がかかりました。
とはいえ、私自身は明治座は初めてで、毎度のことながら迷子にならないように念入りに地図を見て、駅名を覚え、さらにスマホのマップで道案内をしてもらいつつ、明治座に向かったのでした。
明治座の印象は、歌舞伎座と比べると小さい劇場なので、3階席でも十分近くに役者を感じることができて、幸せな気分になれる場所でした。
2024年11月演目と感想
見てみたかった演目は一本刀土俵入でした。
とてもいいお話で、好きな歌舞伎の演目の一つになりました。
朴訥な茂兵衛と酌婦のお蔦さんの優しさがにじむやり取りは、思わず笑ってしまったり、泣けたりしました。
朴訥な田舎者だった駒形茂兵衛がとてもカッコいいシュっとした姿(渡世人・ばくち打ち)で現れた時のギャップにはすっかりやられてしまいました。
少し不謹慎だけれども、勘九郎さんの生足が、鍛えられた太ももの太さが過ごかった。
では、順に昼の部最初の演目の「車引」
桜丸の鶴松さんの指が綺麗、立ち振る舞いが綺麗で見とれてしまいました。梅王丸の橋之助さんのあらぶった豪快な動きとは対照的で面白いと思いました。
松王丸の彦三郎さんは、流石大きく大きく見えました。
この演目は、テレビで見たことがある演目。やっぱり生の舞台で見る方が面白いと感じました。
藤娘 米吉さん。可憐で可愛らしい藤の精でした。
七之助さんでしか見たことがなかったので、七之助さんの藤の精がいかに妖艶で色っぽいのか、踊り手でこんなに違うものなんだということに驚きました。
鎌倉三代記 イヤホンガイド借りたら良かった。何が何で、どのような関係かよくわからないまま進行してしまった。勘九郎さんのぶっかえりが良かったなー。
お染の七役 見事です!会場のどよめきまでもが楽しい演目です。
忘れてはいけない緑郎さん
カミソリを研いでいる姿が寒気がするほど怖かった鬼門の喜兵衛
明治座のお弁当
座★鮭海苔弁当をいただきました。
翌日の観劇は「漁師のまかない深川めし」にしようと思っていたら、売り切れていてコンビニ走りました。
人気のお弁当から売り切れるので、明治座のお弁当を購入する方はお早めに劇場へ行ってくださいね。
次に行く時は「漁師のまかない深川めし」を絶対食べると心に決めました。
明治座の座席でお弁当食べました。
やっぱり歌舞伎観劇は弁当の時間が楽しみですね。
鮭海苔弁当美味しかったです。ボリュームもありお腹いっぱいになりました。
案内の方に確認したら、お弁当の持ち込みもOKとのことでした。
上演中でなければ、座席で食べても大丈夫です。
明治座の中には、事前予約できる食堂やラウンジもあるので、ゆったりと食べたい方は予約して出かけてくださいね。当日も予約受付していましたが数限りがあるようです。
明治座周辺散策
知らない場所を歩くのは楽しいですね。
明治座の前には銀杏並木があり、黄葉していてとても綺麗でした。
中村屋の紋は角切銀杏なので、嬉しくなりますね。
明治座の近くに歌舞伎の演目「与話情浮名横櫛」源氏(玄冶)店の場で知られている場所の史蹟があったり、弁慶の銅像があります。
この辺りは、江戸時代に中村座と市村座があり、他にも人形浄瑠璃のある芝居小屋があったそうです。
どちらも近い距離にあるので、歌舞伎関連散策してみてくださいね。
あとがき
歌舞伎役者の推しを持つと、色々な場所に行けますね。
私はもっぱら3階席で楽しんでいますが、実は、12月は1年のご褒美で歌舞伎座の桟敷席とっちゃいました。
3部制なので2部制の時よりは安い。
1等席と1000円しか違わないなら、憧れの桟敷席で歌舞伎を観てみよう!と頑張りました。
今から楽しみです。
桟敷席は一つの部だけ、あとは幕見席争奪戦に参戦します!。
コメント