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2024年9月秀山祭観劇記録!

秀山祭 観劇記録 歌舞伎

2024年9月歌舞伎座秀山祭観劇しました。
初めて観る演目ばかりですが、歌舞伎を観始めた時に購入した本や、エッセイで読んだ演目ということもあり、観てみたい!という気持ちにかられ、推しの中村屋は出演されていませんが、歌舞伎座に出かけました。

結果、観に行って良かったと思える演目ばかりでした。
これは歌舞伎なのか?と思う演目もありましたが、歌舞伎役者が演じれば歌舞伎という言葉を見たことがあるので、歌舞伎なんだと思います。
観劇記録として残しておきます。

秀山祭演目

昼の部

秀山祭昼の部

昼の部は、「摂州合邦辻」と「沙門空恋唐の国にて鬼と宴す」の2本
観てみたかった演目は「摂州合邦辻」
酒井順子さんの「女を観る歌舞伎」無理する女の中に書いてあった演目でした。

後妻に入った玉手御前が、前妻の子俊徳丸に恋をし、逃げた俊徳丸を追っかけて実家に行く。
実家の親、合邦道人はもちろん怒りがおさまらず、恋はあきらめて尼になれと言う。
尼にはなりませんと突っぱねる。
なぜかわからないけど、その実家には恋する相手、顔が醜くなってしまっている俊徳丸と許嫁の浅香姫がいる。
俊徳丸の醜い顔は、玉手御前が飲ませた薬のせい。
それがわかると父親の、合邦道心は、娘を刺してしまう。
玉手は、実は俊徳丸の異母兄弟の次郎丸が陰謀を企てて俊徳丸を殺そうとしているから、病気にして助けるために薬を飲ませた。俊徳丸の病気は、寅の年、寅の月、寅の日、寅の刻に生まれた女の生き血を飲むと治る、それが私と言って自ら腹を切って血を飲ませるみたいな感じのストーリー。

玉手御前が合邦道心が刺してからの語りが意外に長くて、大丈夫なの?と余計な心配をしてしまいました。菊之助さんとっても綺麗でした。
歌六さんの合邦道心は武士としての心、父親の心が見えて流石の演技でした。
歌六さんが出ている舞台を観る時はいつも、歌六さんカッコイイなと思います。

二つ目の演目「沙門空恋唐の国にて鬼と宴す」
歌舞伎なの?演劇?と思った演目でした。
イヤホンガイド借りたらわかったのかもしれないですね。

夢枕獏さん
の原作で、歌舞伎になった演目。
幸四郎さんが琵琶を弾きながら歌って、おー琵琶も弾けるんだ凄いと感心しました。
とてもスッキリされていて若返ったように見えました。

児太郎さんの春琴の化け猫っぷりが面白くてくすっと笑ってしまいました。

歌六さんの丹翁のかわいい感じの声の時と、凄みのある低い声の時の使い分けが凄くて、ほんとに同じ人なのかと思うほどの演じ分けでした。
幸福と思えば幸福なんだみたいなセリフが合って、自分は幸福なんだと思うことにしました。
気持ち大事ですね。

さて、今回、歌舞伎座の客席は両花道でした。
夜の部吉野川は両花道で公演される演目です。
はじめての両花道でした。

歌舞伎座両花道
座席表はこんな感じ。
両方の花道に役者さんが立つとどちらをみたらいいか迷いますね。
3階席なので、見える範囲は限られていますが・・・

東の桟敷席も仮花道が近いからいつもと違う感じだったのかなと想像します。

歌舞伎座両花道座席表

夜の部

秀山祭夜の部

夜の部「妹背山女庭訓」と「勧進帳」
どちらも歌舞伎の中の歌舞伎という感じを受けます。
妹背山女庭訓の吉野川は、歌舞伎の入門書に舞台の写真が出ていて、一度見てみたいと思っていた演目で、勧進帳は歌舞伎の中でも有名な演目でテレビでは見たことがあるけど、舞台では観たことのない演目でした。

妹背山女庭訓の吉野川
吉野川が中心に流れていて、左右太宰後室定高と大判事清澄の家がある光景。
見てみたかった風景でとても綺麗でした。
しかし、話はとてもしんどい話で、恋い慕う相手を思う気持ち、親が子を思う気持ち、我が子を手にかける辛さ、涙が流れました。

↓は国立劇場のXですが、舞台はこんな感じです。

 

勧進帳
テレビで見ていた時はよくわかっていませんでしたが、勧進帳を読む緊迫感がとても良くて、弁慶と富樫の関係性も伝わってきて、さらに、とび六方がかっこよくて(ほんの一部しか見えてないけど)こんなに面白いんだと思いました。
また、山伏の衣装がとてもかわいくてアクスタにして持ち歩きたいと思いました。守ってくれそうです。
他の方が演じる弁慶も観てみたいと思いました。
まい泉ポケットサンド

歌舞伎座限定「まい泉ポケットサンド」
めでたい焼きと迷いましたが、今回はコチラにしました。
柔らかくてソースたっぷりのヒレかつと、とろりとした黄身の目玉焼きが入っていてとても美味しかったです。

まとめ

2024年9月歌舞伎座公演秀山祭の観劇記録です。
観てみたい演目は、推しがいなくても観ておいた方がいいと思った9月でした。

10月も11月も12月も観たいけど、金銭的につらいのでどこをどう節約して、いつ観ようか悩みつつ、12月の演目が発表されて、12月は必ず行こうとおもうのでした。

歌舞伎、気取らなくても観ることができますよ~
舞台から遠い席であれば4,000円位で観れますし、ぜひ足を運んでみてくださいね!

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