52歳で白内障の手術をしました。目を切ってレンズを入れるって、聞いただけでぞくぞくしますよね。
怖いし、手術を受けるかどうか悩みますよね。しばらく悩んだ末に見えないより、見える方がいいと思い、白内障の手術を受けました。痛みはほとんど感じませんでしたが、レンズが入るときの感覚、目を洗っているという感覚はありましたよ。
この記事では、白内障手術の体験とその後の見え方について記事にします。どうぞご覧ください。
※この記事は、あくまでも個人の感覚ですので、誰にでも当てはまるものではないので、その点はご了承ください。
白内障手術当日
最初の診察から、5カ月後の手術を受ける当日の様子です。
右目は全体的に白く、左目は1か所強く白くなっていましたが、左目は視力に関係のない場所だったので、右目のみ手術をしました。
手術は30分程度で終了します。
100人のうち99人が無事に手術がおわるそうです。
手術日当日の注意事項
当日の朝は、緊張してどきどきしましたし、怖いなぁという思いがありました。
当日の注意事項は、食事は手術の6時間前まで、水分は手術の4時間前まで服装は前開きのシャツ、下着は首周り開いたもの、化粧はできません(化粧水、乳液、クリームも塗ってはいけませんでした。)
マニュキュア、ボディスーツ、セーターは避けます。
化粧水等が塗れないのでお肌カピカピになりそうだけど、
手術中にぬるぬるして滑ったら大変!
病院によって指示事項はちがうかもしれませんね。
手術日受付~待合室まで
受付時間は1時40分、手術時間3時20分からの予定でした。
眼医者到着後、受付を済ませて手術待合室へ行きました。
間もなく看護師さんが待合室に入ってきて、手術が10分くらい早まり、3時10分位になるかもしれないということ、私がアトピーであることから眼帯をしないで帰宅するということと、手術中の注意事項を説明し、目薬を3種類(瞳孔を広げるもの、抗生物質、痛み止め)差し、心臓がどきどきするのを抑える薬を1錠飲みました。
その後何度か、目薬を差しました。私の場合は右目だけの手術でしたが、一度手術しない左目にも目薬を差しました。
2時50分頃に髪の毛が手術の邪魔にならないように手術用の青いシャンプーハットのようなものをかぶり、しっかりテープで固定されます。
3時5分頃、看護師さんに呼ばれて手術へと向かいました。
手術中の注意事項
- 目を洗っているときは喋らない
- 手術中、うなずいたり、首を振ったり、急に動いたりしない
- 例えば咳が出そうなときは「咳が出る」と口で言うこと
- 痛み、トイレに行きたいなどあれば、口で伝えること
手術中に動くと、大変危険です。遠慮なく口に出して話してください。手を止めて、対応します。
手術室へ移動
看護師さんに連れられて手術室の横で目薬を差して、再度咳をしたいとき、痛みがあった場合は必ず口で言うことを念押しされ待機です。前の方がまだ手術室にいます。
前の方が手術室からでてきました。いよいよ私の番です。
手術台は、歯科検診の時に使うような形の椅子でした。上には照明器具、手術道具が乗ったワゴンがあり、医師、看護師3名が手術室にいました。
手術の様子
手術台に座ると椅子が倒され手術の体制に入ります。すぐに血圧計と心音を聞く機械をつけられます。
両手にテニスボールの大きさの球を渡されました。
これを握った時点でかなり安心し、落ち着く感覚がありました。不思議ですね。
凄く強い光の照明が当たり、手術開始。医師は顕微鏡をみながら手術をします。
ここからは、私の想像、感覚です。医師がどんな処置をしているのかはわからず、また順番もあやふやなところもありますのでご容赦ください。
まず、目の周辺、頬、おでこあたりまで消毒をします。
上下まぶたを固定されます。ということは、見える状態なんだけど、見えてるけどぼやっと見える感じです。水が流されているのか、麻酔でわからないのか、さてはてわからないです。
めんたまを洗います。イソジンの匂い、医師の手だと思いますが、ごしごしとしているのがわかります。
花粉症の方がよく言う目の玉を出して洗いたいという言葉がありますが、この感覚が、それにあたるのかもしれません。通常できることではないとは思いますが、目の玉を洗うサービスがあっても遠慮したいなといました。
書いていても体がさわさわふわふわ、ぞわぞわ
します。皆様大丈夫ですか?
医師が、上を見て、右を見て、下を見て、左を見てと言い、左を見た時点でじっとしてと言いました。今思うにここで、麻酔の注射を打ったのではないかと思います。
医師「水晶体(?)を丸く切りますね、じっとしてくださいね」
私(ひい〜〜〜〜〜こわい〜〜)
医師「うまく切れました。順調に進んでますよ。超音波で水を吸いますよ」
私(ひい〜〜〜〜)
医師「レンズをいれますよ」
私(・・・・・あ、入った)←なんとなくわかりました。
医師の手が止まった時に水(?)がじゃばっっと入ってくる感覚があって、びくっとしてしまいました。
医師「動かないでくださいよー麻酔効いてないのかなー痛いですか?」
私「痛くないです。大丈夫です。」(心の声)じゃばっと水が入ってきたら、わかるものではないの?麻酔効いてないなんて怖すぎるんですけど、でも痛くないから効いてるよね・・・
医師「もう一度、目薬差しますね」しばし待ち時間があり、何か処置をしてくださいました。
後で看護師さんから聞いたのですが、アトピーで眼帯をしないかわりに、目に異物が入らないようひとはり縫ったそうです。
前に手術を終えた方の眼帯は、目の周りを太めのわっかで囲って布が覆ってあるような大きな大きなものでした。固定するのにしっかりテープを使っていたと思います。
医師「手術終わりましたよ。順調に無事済みました」
私「ありがとうございました」
さっと頭の上にある機械類、血圧計、心音をはかる機械が外され、移動します。すぐに次の方が入って来られました。
手術時間や痛みなど
待合室を出たのが3時5分位、手術室に入ったのが3時10分位、迎えをお願いしたのが3時50分位なので、手術している時間は、30分程度ではないかと思います。
痛みは感じませんでした。目を洗う時のごしごし感ぐりぐり感が気持ち悪い感じでした。
手術後、目を開けたときにシカッとする痛みがあるときがありました。3mmくらい切るそうなのでその痛みなのかな、3日目には感じませんでした。
水 (?) が入ってきたなーと思う感覚があったりして、水が波打っているような画もあった気がします。何かが動いている感じがわかります。それは、実際見えてるのか、感覚なのかわかりませんが・・・
待合室へ移動
待合室で、看護師から目薬を寝るまで3時間おきにさすこと、翌日(時間指定で)診察を受けることなどの話を聞いて、迎えを呼びました。
手術室から待合室まで、待合室から病院の玄関までの道のりも無意識のうちに目をずっと閉じていたようで、迎えに来てくれた家族に「え!眼帯なしなの大丈夫?麻酔で目が開かないの?麻酔すごいな」と言われてしまいました。
それまで、両目で見ているつもりでした。まぶたに麻酔をしたわけではないので、開けれるはずなんですけどね・・・。
正直なところ、眼帯をした方が気持ち的には楽だったのではないかなと思います。なんだかとっても怖くて、大丈夫だろうかという言い知れぬ恐怖がありました。
手術後の注意事項
帰宅後まもなく目薬を差す時間です。恐る恐る目をあけ、目薬を差しました。鏡は見るのが怖くて見れませんでした。
目薬は、細菌感染防止、炎症防止、非ステロイド抗炎症薬の3種類です。5分間隔で3種類の目薬を差します。
(アトピーで眼帯なしだったので、目薬を差す必要がありましたが、普通は眼帯をするのですぐに目薬を差すことはありません。)
手術日当日の注意事項
- 入浴、洗顔は避ける
- 手術した方の目を下にして寝ない(3日程度)
- 痛みがある場合は、家にある痛み止めを飲む
- 強い痛みがあった場合はすぐに医師へ連絡する
- ガーゼは取らない(取れた場合は再びガーゼをしない)※私の場合はガーゼはないです。
ということで、何もせず、ゆっくりと過ごしました。目を使うことが目に良くなさそうなので、テレビをみたり、スマートフォンは見ないようにしました。
はっきりすっきり、眩しい世界になりました。
そして、よく見えるがゆえに、家の汚れが目立って見えました(苦笑)
手術後の視力、見え方
見え方は今までと全く違い、遠くまでよく見えます。そしてとても眩しい世界になりました。
※選ぶレンズによって、見える距離が違います。異常な眩しさは日にちが立つにつれてなくなっていきました。
- 視力測定 手術した目は0.5から1.5になりました。Cの形の開いているところを言う視力検査では下の方までみえることに感動しました。
- 医師の診察、順調に手術ができたことを告げられました。
- 目の写真をとり、黒目の色が若い人と同じようになっていることを確認しました。
- 診察室の壁にある時計や、カレンダーを使って見え方の確認をしました。不思議なくらいよく見えます。
帰り道、空を見上げると飛行機が飛んでいました。今まで認識できなかった飛行機の形がくっきりとわかり、色もわかる気がしました。
手術して良かったと思いました。
まとめ
白内障の手術中の様子、痛みや見え方について紹介しました。白内障の手術を終えて半年たち、ようやく目薬を差す必要がなくなりました。次は2か月後の診察です。
手術後はしばらく眼科に通うことになります。自分の体なので、途中で通院を辞めないようにしたいと思います。
手術の参考になれば幸いです。ご覧いただきありがとうございました。
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