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2024年10月 御園座錦秋花形歌舞伎観劇記録

2024 10月 御園座錦秋花形歌舞伎 観劇記録 歌舞伎

2024年10月御園座で公演された錦秋花形歌舞伎に行ってきた観劇記録です。

今回の公演は、解説「歌舞伎のみかた」から始まり、御園座のバックヤード、歌舞伎の化粧の様子を映像でみることができ、なんと、希望者が舞台に上がり、見得を切る体験ができるというコーナーがありました。

綺麗な衣装、華やかな舞台、わかりやすい狂言でとても楽しむことができました。

そんな2024年10月御園座公演の感想を残しておきたいと思います。

2024年10月御園座錦秋花形歌舞伎演目・配役

御園座花形歌舞伎演目

1.解説 歌舞伎の見方
坂東彦三郎・中村種之助
2.正札附根元草摺(長唄囃子連中)
中村歌昇・坂東新悟
3.太刀盗人(長唄囃子連中)
坂東彦三郎・中村種之助

解説 歌舞伎の見方

案内人坂東彦三郎さんと座頭種吉(種之助)さんによる歌舞伎の解説
愛嬌のある種吉さんと、イケボの彦三郎さん
映像による御園座のバックヤードツアー、新悟さん、歌昇さんの化粧姿。
普段見ることができない部分の紹介がありワクワクしました。

歌舞伎の隈取りの赤は善人、青は悪人、茶は妖怪、化け物
初めて観た友人がなるほどと思ったそうです。
私の中では当たり前になっていることだったので、初めて行く人には教えてあげるとより歌舞伎をかもしれないなと思いました。

そして、今回の目玉(?)舞台で見得の体験ができるという企画に、参加してきました。
舞台に立つなんて一生ないと思っていたけど、嬉しい体験でした。

舞台に立ったのは50人近くいたのではないかと思います。
靴を脱いでステージ前方から上がり、舞台は大勢の人数で3列になりました。

左足を踏み出して、手を回しながら上に持っていき、首を回して、ば~ったりで見得を切ります。
ば~ったりと言うのも見得を切る時の独特の掛け声なんだろうなと思います。

お手本の役者さんを見ながら何度か練習した後、舞台に上がった人だけで、見得を切りました。
出来ているのか、出来ていないのか、これでいいのか悪いのかよくわかりませんでしたが、楽しい体験ができました。

客席にいる人は、「なごや」という大向こうをかけましたよ。
大向こうはかけるタイミングが難しいので、間違うと舞台をしらけさせてしまうので専門の方がかけています。
これもなかなか体験できないことなので嬉しい体験ですね。

舞台から見た光景は、お客様の顔がよくわかりました。多分寝ていたらわかります。
ちょっとだけ中央にたってみたら、とてもライトが眩しかったです。
舞台は奥行きがあって、広く感じました。

歌舞伎役者の方が、舞台に立った時の光景が忘れられないから、役者はやめられないということを話していたのを聞いたことがあるのですが、その光景を見ることができて嬉しかったです。

正札附根元草摺

曽我物語の一つです。
曽我五郎が仇討ちにでかけるところを、舞鶴が時期尚早と引き止めるという演目。
舞鶴は力持ちで、鎧の裾を引き合って止めようとしますが、止められず、次は花魁のように色模様で引きとめます。
この舞鶴の変化も面白く、五郎のかたくなな姿勢、力強さにも惹かれます。
衣装がとても綺麗で、着物を一枚脱いで、紅白の格子になるのも素敵です。
着物、柄×柄なのに変にならず、綺麗に見えるので魅力がありますね。

太刀盗人

コミカルな狂言で、わかりやすい演目です。
最初に、自分はスリであると名乗るのも面白いですね。
スリはいかにも悪そうな風貌ですし、すられる側は田舎者で人が好い好青年に見えます。

場所は賑わいのある市場、田舎者の好青年の太刀をスリが盗み、騒いでいたところに目代(国守の代理人)が現れ、裁きを行うことになります。

目代が質問する際には、田舎者の好青年の答えを盗み聞きして答えます。
どちらも同じ答えなので、らちが明かないと困る目代
田舎者の好青年が、盗み聞きをすることに気づき、耳元で答えるようにすると、スリは答えられない・・・

2人の踊りの違いの面白さと、セリフでとても面白い演目でした。

御園座アイス最中

御園座の座紋(抱きトンボといってトンボが向かい合ってる紋なんだって知らなかった)が入ったアイス最中

皮がパリパリで、美味しかった~~

バニラと抹茶と小倉があります。
入場した時に2階の売店で予約して、幕間にいただきました。

まとめ

2024年10月御園座公演、錦秋花形歌舞伎の観劇記録です。
舞台に立つことができて、とても良い思い出になりました。
観劇する時は、寝ないように気を付けたいと思います。

御園座のエアウィーブクッションも座り心地最高でした。

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